子どもの頃、夏休みは大きな楽しみでした。
昆虫採集、花火、夏祭り、かき氷、海水浴、夕立、お化け屋敷、墓参り……
私が育ったところでは夏休みは40日間あって、
宿題も少なく時間がいろんなことに使えました。
小学生は、朝は町内のラジオ体操からはじまって、10時までは外出禁止だったので自宅で宿題をして
10時になると同時に家を飛び出しました。
幸いまだゲーム機なるものはなかったので野外での活動しかなかったので
夏になると真っ黒に日焼けしてお盆に祖父、祖母に会うといつも笑っていました。
中学生になると昼から数時間はクラブ活動でした。
髙校生になると夏休みは10日間くらいになってショックでしたが
昼まで学校で、学校帰りに友人と海に行ったり、町に出たり、ハンバーガーショップなどで
進路のこと将来のことを数時間語りあったものです。
大学生になってから夏休みは約二ヶ月とlongになりその大半をアルバイトに費やし、
大人と接することで社会の一部を経験しました。
社会人になると某電機メーカーに就職して東京でビジネスマンをしていましたが、
クールビズとかはまだなく長袖のワイシャツ、ネクタイ、上着を着用して都内を動いてました。
いつも汗びっしょりで夏は楽しい時期ではなくなりました。

塾の仕事を始めてからまた夏は楽しい時期になりました。
学校が休みになり子どもたちと会う時間も増えて、
学校が休みなので余裕があるのか、いつもより元気な顔を見せてくれます。
学校の授業がストップするので復習にしっかり取り組むことができて、
理解できなかったところもできるようになります。
新しく入って来る生徒に会えるのも楽しみです。
夏休みはけじめがなにより大切です、
よく学びよく遊ぶ。
夏休みのあとのテストではきっといい結果が出るはずです。

(手塚康治)