課題に追われていませんか?

GWが終わり、皆さんはまだ完全には慣れていないであろう新しいクラスや、学校に頑張って通われているところだと思います。

5月は5月病と言われるような病気があるくらい、中々前向きに色々なことを考えることが難しい時期でもあるかもしれませんが、少し先に目を向けると中体連、期末テスト等、部活や勉強において重要なイベントがすぐにやってきます。

そこで力を発揮するには5月での取り組みが欠かせないですし、常に結果を残している人は時期に関係なく色々なことを頑張れる人だと思っていますので、最近の自分の取り組みを振り返ってみてほしいなと思います。

これは将来仕事でも同じことが言えると思います。

そして最近の中高生の勉強の取り組みを私なりに分析してみると、特に高校生にありがちなのですが、学校から出される課題に追われ、自らすすんで行う勉強がほとんどできていない生徒が多いなと感じております。

大学入試は高校入試と違い、受験する大学、入試制度によって何百、何千通りの組み合わせがあります。

それにも関わらず皆同じ課題を課され、日々その課題を消化するだけで自分の学びの時間は皆無…になっている人がほとんどな気がしています。

おそらくこれには田舎特有の是が非でも国公立に…という考えが基盤になっているのかなと思います。

ところが、全国の大学生の分布を見ると国公立の学生は文系・理系合わせても20%程しかいません。

特に文系は9.5%と小さな枠です。

国公立大を自ら第一志望として目指し、無事合格をつかみ取れることは良いことだと思います。

しかし、私立大のことを考えず、ほとんど対策をせず受験となった場合、最初から特定の私立大に向けて頑張ってきた人にはほとんど勝つことはできません。

私立に限った話ではありませんが、前述の通り、受験する大学・方法によって高校生活において何を頑張るべきか本当に大きく変わってきます。

宮崎県立高校受験のように皆が同じ問題を解くのではありません。

私立は滑り止め…というのも高校受験とは感覚が全く違います。

だからこそ、早い段階での志望大学の選択とその学科の受験科目を一覧にし、何を頑張るべきかを明確に自分の中に持っておきましょう。

そして課題に追われない単純な解決策は勉強時間の確保です。

課題を終わらせることに必死で、終わったら満足していませんか?

その課題は自分に本当に必要なのか疑問を持ったことはありますか?

やらされる3時間より自らすすんでやる1時間の方が価値は大きいと思います。

課題に追われず、自分のための勉強をして欲しいなと思っております。

都北教室 中島 猛