インドの時代

インドと聞いて皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。

カレー、ナン、サリー、ガンジス川、ヒンドゥー教、インダス文明、モヘンジョ・ダロ…

人口が中国に次いで2位、そしていずれ1位になるといわれていますね。

上記については教科書に載っているので知っているという人も多いと思います。

 

今現在のインドやインド人に目を向けてみて、何が起こっているのかというと、知っているという人もたくさんいるとは思いますが、アメリカ等の大企業においてインド人がトップになっている会社が多いということです。

つい先日、イギリスでもインド系のスナクさんが首相になりましたね。

そこには様々な理由があると思いますが、根底にあるのがやはり【勉強】にあるのではないかと私は思います。

人口が多いのはもちろんですが、インドでは英語を話せる人が多いこと、大学受験のために勉強を猛烈に頑張る層が存在していること等によって全体的な底上げになっているのではないかと思います。

インドにも目標の大学に合格するために塾や予備校に通う人はたくさんいるようです。

(もちろん経済的な格差はまだまだ大きな問題となっておりますが…)

では日本に目を向けて最近の中高生の状況を見てみると、勉強が学生の仕事という風潮ではなく、したいことをして自己肯定感を高めましょうという雰囲気が強くなっている気がします。

もちろんそれが悪いこととは思いません。

しかし今の世界的な日本の立ち位置を見てみると、色々な分野で他の国に技術面等で負けだしてきています。

皆さんがスマホ・タブレット等で使うアプリにおいても日本製以外の物が多くなってきていますし、それが面白いという評価を受けています。

日本の力が下降気味なのは事実です。

勉強も以前より熱をもってやっている人が少なくなっているのも事実だと思います。

だからこそ、チャンスだとも思います。

少しの頑張りが大きく自分を成長させてくれる時代だとも捉えられますので、勉強する意味を今一度考えて自分のために取り組んで欲しいなと思っているところです。

そして学生において、自己肯定感を高める一番の策は勉強を頑張ることなのではないのでしょうか。

その支えになれるよう私達も精進して参ります。

 

都北教室   中島 猛