以前、自身のコラムで”記憶”について書きましたが、今回は一部そのおさらいと新しい情報を追記してお送りします。

①記憶力の良い人とそうでない人の違い

覚えようという意識をどれだけ強く持ち、そのための努力をするかどうかの違いでした。
記憶力が良い人は日々の習慣の中で覚えた記憶を思い返しているのです。
人の記憶には「忘却曲線」が存在し4時間で約50%が失われ、1日経つと約74%が失われてしまいます。すぐに失われるのは「意識上の記憶」だけで、「無意識の記憶」というものが1ヶ月間はしっかり残っています。
「無意識の記憶」に「意識上の記憶」を落とし込む作業が復習にあたり、1日後、1週間後、1ヶ月後と復習する機会を設けると定着してくれます。
裏を返せばに新しい事柄に出会って1ヶ月放置してしまうと白紙に戻るということです。

②目標を決め意欲的に学習する

効率よく記憶するためには、意欲的に学習する必要があります。
目標に対する”気持ち”があるのと無いのとでは、成果が全く違ってきます。

”気持ち”が高い状態で勉強する方が圧倒的に記憶に残るということです。

○○高校絶対合格!やテストで□□に勝つ!など、目標を決めることが有効になってきます。

④十分な睡眠

チョコレートを国ごとにどれだけ食べているかと、ノーベル賞の国別受賞者の割合はほぼ比例するという論文があります。
ただし、甘いものではなく、ココアの割合が高いダークチョコレートが脳の海馬(記憶の倉庫)の機能を高めるそうです。

ブドウ糖⇒脳を動かすエネルギー⇒ご飯を甘味を感じるまでよく噛んで食べる。

DHA⇒脳内で多くの情報伝達ができるようになる⇒イワシやサバ等の青魚。

十分な睡眠⇒記憶の整理は睡眠中に行われます。寝る前に覚えたことを朝起きて確認する。

⑤筆記用具に青ペンを

青や緑等の寒色は集中力を高め冷静さを持続させる色です。
黒板が緑色なのもこの効果からだそうです。

暗記事項を青ペンで書いて行ったところ、定着の量が10%増えたというデータもあります。

⑥算数・数学にも記憶力

学問として切り離された受験数学に対しては解法(解き方)を覚えるという1つの方法があります。
数学に記憶力?
私は賛成です。解ける問題はどのようにして解いているのか。
振り返ると無意識のうちに、覚えている定義・定理(約束事)や過去のこうやったらできたという成功体験を思い返して、こう来たらこうという手順を踏んでいます。

問題を読んで、方針としてやるべきことを言葉に出して言ってみる。
言葉にすることができればその手の問題は攻略済みと言って良さそうです。

                                                                                                                広原校 佐方 一史

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