皆さんは勉強って何だと思いますか?
私達や皆さん自身、お父さんお母さん含めて日常的にたくさん使う言葉ではあると思うのですが、その意味を深く考えて使っているということは少ないかもしれません。
勉強を頑張ろう!と自ら思ったり、勉強を頑張りなさい!と言ったところで、勉強本来の意味がお互い分かっていなければ悪循環に陥ってしまうことになると思います。
だから私は勉強という言葉をしっかりと定義することが大事だと思っています。
辞書を引いてみると
①学問、技芸を学ぶこと②物事に精を出す、努力すること③経験を積むこと④商品を安く売ること
と大きく分けると載っています。
①の意味で使うことがほとんどだと思いますが、非常に漠然としている気がします。
色々な解釈があってこれが確実に正解とは言えませんが、私としては小中高生における勉強とは【覚えること・理解すること】と定義することが良いと思います。
テストの点数の良し悪しはほとんどの場合、どれだけ覚えていたかによります。
勉強をしたから点数がとれるのではなく、覚えているからとれる。
勉強をしなかったから点数がとれないのではなく、覚えていないからとれない。
と、解釈するようにした方が良いと思います。
勉強したのに点数がとれない…と思わずに、ここの部分を覚えていなかったから点数が取れなかったのだと認識するようにしましょう。
そうすると、普段やっている勉強というものの取り組みが変わってくると思います。
都城の悪しき風習である宅習は覚えることではなく、書くことが正義となっていることが多いので、書道状態になっている人をよくみかけます。
その状態は勉強ではないと思いますので、【覚えること・理解すること】に重きをおいて日々取り組んで欲しいなと思っているところです。
手順としては、①問題を解く②丸付けをする③やり直し、間違えた問題を覚えなおす④理解できない部分を質問して頭に残す
このうち勉強にあたる部分は③④のみです。
①②は区別しただけであり、勉強ではありません。
だから、普段の勉強で①だけや①②のみで終わっている、もしくは書写状態になっているとしたらほとんど効果はないと思いますので是非振り返ってみて欲しいと思います。
このサイクルの繰り返しが簡単に出来るのがeトレなので、出来るだけたくさん取り組んでみてください。
あとはどれだけ時間をかけられるかです。
+私達は分かりやすい授業や覚えやすい説明を心掛けて、覚えることの手助けをして参りたいと思います。
ご家庭でも、今日勉強したの?ではなく、今日は何を覚えたの?と聞いてみると、よりより良い状態が築けるのでは?と思っているところです。
都北教室 中島 猛