夏期講習の中盤8月8日、広原校2階の個別ブースで指導をしていると、突然建物がミシミシと音を立てながら揺れ始めました。

日向灘を震源とするМ7.1、都城で震度5強、震源に近い日南では震度6弱。

揺れている時間は今まで感じたことがない程長く、そして強いものでした。

皆の不安な顔、事務机から飛び出した引き出し、前後に揺れるびっしり本の詰まった本棚が思い出されます。

避難訓練さながら机の下にもぐるクラスもありました。

ただ、あの恐ろしい揺れにもかかわらず死者0名、負傷者16名、住宅被害80棟、火災発生なし、津波50㎝は奇跡だったのではないでしょうか。

ここで地震に関する数字の知識です。

揺れの度合いを示す震度は0,1,2,3,4,5弱、5強、6弱、6強、7の全10段階、地震の規模を表すМ(マグニチュード)は1大きくなると約32倍になります。
ですから、М7はМ5の32×32=約1000倍の規模です。
2011年3月の東日本大震災を引き合いに出しますと最大震度は7、Мは9.1でしたから、規模はこの間の地震の1000倍、いかに凄まじかったか分かります。

『地震です、地震です』と携帯のアラームが鳴って実際揺れるまで身構えることが出来るのは大きいと思います。

地震を伝える波は2つありますが、そのうち被害をもたらすのは遅い方の波でそれでも1秒当たり4㎞の速さ、10秒で40㎞霧島市付近まで進む速さです。
それよりも早く揺れを察知してお知らせしてくれる『アラーム』の技術は凄いですよね。

夏休みの自由研究に何をするか困っていた小学生がいました。

防災グッズにどのようなものがあるのか調べてみては?とアドバイスしてみたところです。

広原校 佐方 一史