今月はヒトが普段、普通に行っている生命活動の量についてご紹介します。

①【ヒトの骨の数はいくつあるのか】

ヒトの骨の数は206個、随分と多いんですね。
ちなみに、肋骨は左右に12本ずつあります。
頭蓋骨は23個の骨がかみ合わさって出来ています。
頭のテッペンには隙間があり、20歳ごろに塞がります。

②【ヒトの血液の循環スピードはどのくらいなのか】

心臓は1分間に約60回収縮しています。
1回に80ml程度の血液を出しているので、4800mL、約5リットルの血液を循環させています。
中2で学習しますが、血液は体の各臓器を循環する体循環、血液中のガス交換を行う肺循環の2通りがあります。
体循環は20秒、肺循環は5秒前後です。
ヒトのからだにある血管の長さは約9万km,地球2周以上になります。
1本道ではなく、枝分かれしているので、秒速数千kmというわけにはいきませんが、秒速1m程度といわれています。尚、体内の血液量は体重の12分の1~13分の1になるので、体重60kgの人で約5kgになります。

③【ヒトの1日の呼吸量はどのくらいなのか】

大人の場合、1分間の呼吸数は約20回。
1回の吸入量は約500mlなので1分間に10リットルの呼吸量になります。
1日は1440分ですから、1日の呼吸量は14400リットルになります。
酸素量は約20%なので、酸素吸入量としては2880リットルになります。
これを多いとみるか少ないとみるか…。

④【ヒトの脳の重さはどのくらいなのか】

平均して約1300~1400gあります。
この脳のなかにニューロンと呼ばれる神経細胞があります。
約2000億個。
ほかの細胞と違うのは、再生しないこと。
体の細胞は古くなった細胞が死んで行き、新しい細胞が生まれていきます。
しかし、脳細胞は死んでいくだけ。
成人後から減りはじめ、その数1日に10万個。
1日に10万個もの細胞が死んでいくのは怖いですが、3年で約1億個。
2000億個に対しては大した数字ではありません。
60年で20億個ですから。それでも嬉しいものではありませんが…。

どうですか?
何気に毎日行われている命の活動。
大事にしたいものです。

広原校  山崎 吉樹

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